米株式市場は、指標となるS&P総合500種指数が4月に5%下落して今年初の本格的な調整局面を迎えたが、その後は今決算シーズンの好調な業績と巨大IT企業発の明るい材料を追い風に反発、年初来で9%余りのプラスとなり、3月下旬に付けた史上最高値に迫った。この勢いを持続できるかどうかは、12日からの週に発表される物価統計で決まりそうだ。
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