シドニー株式市場・引け=続伸、3週間ぶり高値 米中間選挙結果を好感

    [8日 ロイター] -   
    
 豪                           終値    前日比       %       始値       高値       安値
 S&P/ASX200        5,928.200  + 31.300   + 0.53   5,896.90  5,935.500  5,896.900
 指数                                                                         
 前営業日終値             5,896.900                                                    
    
    8日のシドニー株式市場の株価は金融株主導で上伸し、続伸して引けた。米中間選挙
の結果が大方の予想の範囲内だったことで米株価が上昇し、安心感が広がった。
    S&P/ASX200指数は前日終値比31.3ポイント(0.53%)高の592
8.2と3週間ぶり高値付近で終了した。
    金融株指数は1%高。コモンウェルス銀行(CBA)が1.8%高
、オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)が2%高となった。
    金融監督当局である豪健全性規制庁(APRA)は8日、金融危機への抵抗力を強め
るため、銀行の資本要件を引き上げる方針を示した。
    アルゴノートの株式部門ディレクター、ダミアン・ルーニー氏は、こうした動きは予
想されており、銀行の株価には織り込み済みだったと指摘した。
    米国との取引が多いヘルスケア関連の株価指数は1.2%高。バイオ医薬品
メーカーのCSLが1.3%高、人工内耳メーカーのコクレアが1.1
%高だった。
    トランプ米大統領は米国のヘルスケアや医薬品企業の薬価が高過ぎると批判してきた
。ルーニー氏は、中間選挙で与党共和党が過半数を失ったため、薬価問題をめぐるリスク
が軽減し、ヘルスケアや医薬品企業の輸出見通しが改善したとの見方を示した。
    ルーニー氏は「ヘルスケア部門では圧力が若干弱まった」と語った。
    米株価の上昇はヘルスケア関連株などがけん引した。
    一方、金属・鉱業指数は若干下落し、指数全体の伸びを抑制した。中国政府
が冬期の生産制限を緩和する動きを受けて、鉄鋼や鉄鉱石相場が下落したことが響いた。

    
 (取引時間中のリポートの表は最新の数値です。文章とは一致しない場合があります)
 
 

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