訂正:米中貿易戦争、中国は防戦一方に甘んじず=環球時報
[北京 17日 ロイター] - 中国共産党機関紙・人民日報傘下の有力国際情報紙「環球時報」は17日付の社説で、米国との貿易戦争が激しくなっていることについて、中国が防戦一方に甘んじることはないと警告した。
トランプ米大統領は約2000億ドル相当の中国製品に対する追加関税について17日にも発表する公算が大きい。政府高官が15日、ロイターに明らかにした。
また、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が複数の中国当局者の話として伝えたところによると、中国政府は月内の開催を提案されている米国との通商協議について、トランプ政権が中国製品に対する追加関税を推進すれば参加を拒否する可能性がある。同紙は、中国当局者が中国は「銃を頭に突きつけられた状態」では交渉に臨まないと述べたと報じている。
環球時報社説は「交渉のテーブルで利益をより得るため米国が摩擦を激化させようとすることに新味はない」と指摘。「われわれはより見事なカウンター攻撃を楽しみにしており、米国が感じる痛みは増し続けるだろう」とした。
トランプ大統領は朝方、関税措置を導入したことで米国の交渉力は向上したとし、「米国と公正な取引を行なわない国には関税をかける!」とツイッターに投稿した。
こうした中、中国政府は17日、王毅国務委員兼外相が国連総会に出席するために来週(訂正)、ニューヨークを訪問すると発表した。
*本文最終段落の「今週」を「来週」に訂正します。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」