米金融・債券市場=10年債利回り低下、長短金利の逆転差も拡大
[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘 15時19分 102*18.00 2.8716% 柄) 前営業日終 102*07.00 2.8890% 値 10年債(指標銘 15時17分 101*25.50 2.4195% 柄) 前営業日終 101*15.50 2.4550% 値 5年債(指標銘柄 15時19分 100*25.75 2.2017% ) 前営業日終 100*17.75 2.2550% 値 2年債(指標銘柄 15時18分 100*14.63 2.2562% ) 前営業日終 100*10.25 2.3290% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物6月 149*00.00 148*17.00 限 Tノート先物6月 124*10.50 124*01.00 限 米金融・債券市場では、指標10年債利回りが低下し2017年12月以来の低水準 を付けたほか、3カ月物財務省短期証券(Tビル)と10年債利回りの逆転差が拡大した 。 BMOキャピタルマーケッツ(ニューヨーク)の米金利戦略部長、イアン・リンゲン 氏は「相場は前週の流れを引き継いでいる」とした上で「リスク資産の動きを見ると債券 相場は上がり過ぎ」との見方を示した。 ドイツの3月IFO業況指数は99.6と前月改定値の98.7から上昇し、予想の 98.5を上回った。前月までは6カ月連続で低下していた。 10年債は18/32高。利回りは2.393%と前週末の2.455 %から低下した。 3カ月物Tビルと10年債の利回り差は約5ベーシスポイン ト(bp)。同利回りの逆転は向こう1―2年の景気後退(リセッション)を示すといわ れる。 ジェフリーズ(ニューヨーク)の金融市場エコノミスト、トム・サイモンズ氏は「連 邦準備理事会(FRB)が長期債を大量に保有し、その影響力を保持する中、投資家はイ ールドカーブの相互の関係を見極めようとしている。世界的に金融緩和が根強いことも重 要だ」と述べた。 シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は25日、イールドカーブのフラット化に市場が神経 質になるのは理解できるものの、米経済は依然良好なペースで成長しているとの認識を示 した。 財務省は今週26日に2年債400億ドル、27日に5年債410億ドル、28日に 7年債320億ドル、27日に2年物変動利付債(FRN)180億ドルの入札を行う。 <ドル・スワップ・スプレッド> LAST Change U.S. 2-year dollar swap spread 7.50 (-1.00) U.S. 3-year dollar swap spread 5.50 (-1.50) U.S. 5-year dollar swap spread 2.25 (-2.00) U.S. 10-year dollar swap spread -4.25 (-2.25) U.S. 30-year dollar swap spread -28.00 (-2.00) (い)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」