米金融・債券市場=利回り上昇、FOMC受け追加利下げ期待後退
(レートを更新しました) [ニューヨーク 18日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘 17時05分 99*31.50 2.2507% 柄) 前営業日終 99*11.00 2.2800% 値 10年債(指標銘 17時05分 98*13.50 1.7996% 柄) 前営業日終 98*09.50 1.8140% 値 5年債(指標銘柄 17時05分 97*31.25 1.6778% ) 前営業日終 98*01.00 1.6660% 値 2年債(指標銘柄 17時04分 99*15.88 1.7641% ) 前営業日終 99*17.50 1.7370% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物9月 160*27.00 160*05.00 限 Tノート先物9月 128*26.00 128*23.00 限 米金融・債券市場では国債利回りが上昇し、イールドカーブはフラット化した。米連 邦準備理事会(FRB)は利下げを決定したが、今後の利下げに関しては明言しなかった 。 FRBは17─18日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファ ンド(FF)金利の誘導目標を1.75─2.00%に25ベーシスポイント(bp)引 き下げることを7対3で決定した。利下げは前回7月に続き、今年に入って2回目。[nL3 N2693NC] 今回新たに公表されたFRB当局者の金利・経済見通しで示された予測中央値は、金 利が2020年を通して新たなレンジ内にとどまるというものだった。ただFRBに内在 する見解の相違を反映し、政策当局者17人のうち7人は25bpの利下げが年内あと1 回実施されるとの見通しを示す一方、5人が年内に利上げが必要になるとの見方を示した 。 BMOキャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)の金利ストラテジスト、ジョン・ヒ ル氏は「市場にはややタカ派的との解釈が次第に広がった」と指摘。「われわれはFRB が追加利下げを示唆しなかったという事実をうのみにしていない。6月にも年内利下げの 示唆はなかった」と述べた。 2年債利回りは1.758%に上昇。FOMCの声明発表前は1.680 %だった。指標10年債利回りは1.793%と1.750%から上昇した 。 2年債と10年債の金利差は3ベーシスポイント(bp)に縮小。声明 発表前は7bpだった。 FRBはまた、銀行の超過準備に適用する付利(IOER)を30ベーシスポイント (bp)引き下げ1.80%に設定。米短期金融市場でFF金利の実効レートが今週、F RBの従来の誘導目標を超えたことに対応した。 パウエルFRB議長は記者会見で、金利を目標レンジに維持することを確実にするた めに必要に応じてオペを実施すると述べた。 FRB傘下のニューヨーク連銀は18日、FF金利を従来の誘導目標の範囲内に維持 するため、レポ取引を通じて750億ドルの資金供給を実施した。 FOMC前は週末に発生したサウジアラビアの石油施設に対する攻撃を巡る懸念が引 き続き安全資産である米国債への買いを支えていた。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS LAST Change U.S. 2-year dollar swap spread -3.00 (-0.75) U.S. 3-year dollar swap spread -5.75 (-0.50) U.S. 5-year dollar swap spread -7.25 (-0.50) U.S. 10-year dollar swap spread -12.75 (-0.50) U.S. 30-year dollar swap spread -43.25 (-0.50))) (い)
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