欧州株式市場=小幅反発、一時22カ月ぶり安値付ける
[ロンドン 15日 ロイター] - <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600 359.31 +0.36 +0.10 358.95 種 FTSEユーロファー 1412.90 +2.80 +0.20 1410.10 スト300種 DJユーロSTOXX 3210.37 +15.96 +0.50 3194.41 <.STOXX50 50種 E> 週明け欧州株式市場は小幅に反発して取引を終えた。貿易摩擦や米国債利回りの上昇 、英国の欧州連合(EU)離脱交渉、イタリアの予算を巡る懸念が引き続き相場の重しと なる中、一時は2016年12月以来、22カ月ぶりの安値を付けたが、終盤にかけて持 ち直した。 INGのアナリストらは、米国株式相場も前週末に持ち直したことに言及した上で、 リスクは依然として著しいと指摘した。「地震の振動が終わった後に安堵のため息をつか ないのと一緒で、米経済が非常に堅調であるにもかかわらず市場は神経質な相場展開とな っており、慎重な姿勢を保っている」と述べた。 こうした中、STOXX欧州600種通信株指数は1.60%上昇し、部門 別で最も好調だった。通信株は高配当であることから、「ディフェンシブ」銘柄とみなさ れており、投資家が安全な資産を追求する中で買い注文が入った。 石油・ガス株指数は0.58%上昇。サウジアラビア人記者、ジャマル・カ ショギ氏が失踪した事件を巡り地政学的緊張感が高まる中で原油が値上がりしたことが買 い材料となった。 (い)
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