米国株式市場はS&P・ナスダック最高値更新、米メキシコ協議合意で

米国株式市場はS&P・ナスダック最高値更新、米メキシコ協議合意で
 8月27日、米国株式市場は上昇。北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で、米国とメキシコが2国間協議で合意に達したことが追い風となった。ニューヨーク証券取引所で撮影(2018年 ロイター/Andrew Kelly)
[ニューヨーク 27日 ロイター] - 米国株式市場は上昇。北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で、米国とメキシコが2国間協議で合意に達したことが追い風となった。S&P総合500種指数<.SPX> とナスダック総合指数<.IXIC> はともに前週末に続き終値で最高値を更新したほか、ダウ平均株価<.DJI> も259ドル値上がりした。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は、初めて8000ポイントの節目を超えた。
米国とメキシコはこの日、NAFTA再交渉の2国間協議で合意に達したと発表。カナダとの協議を近く再開する方針を明らかにした。
通商協議の行方に敏感に反応するボーイングやキャタピラーが買われ、ボーイングは1.2%、キャタピラーは2.8%、それぞれ上昇した。
メキシコに焦点を当てたiシェアーズMSCIメキシコETFは2.1%高。
S&P総合500種の11の主要セクター株価指数のうち、9セクターの株価指数が上昇した。S&P素材株<.SPLRCM>、S&P金融株<.SPSY>、S&P工業株<.SPLRCI>の上げが目立った。
S&P公益事業株<.SPLRCU>と不動産株<.SPLRCREC>がマイナスで引けた。
電気自動車(EV)メーカーのテスラは1.1%安。一時の下げからはやや戻して引けた。同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、株式非公開化の撤回を表明した。
メキシコ料理チェーン店を展開するチポトレ・メキシカン・グリルはS&P総合500種の中で下げが最もきつく、4.8%安。ウェドブッシュは同社の投資判断を引き下げた。
宝飾品大手のティファニーは、28日の決算発表を控え、1.3%安。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.80対1の比率で上回った。ナスダックでも1.29対1で値上がり銘柄数が多かった。
S&P総合500種構成銘柄をみると、54銘柄が52週高値を更新。新安値を付けた銘柄はなかった。
ナスダック総合構成銘柄では159銘柄が新高値を更新し、31銘柄が新安値を付けた。
米取引所の合算出来高は61億9000万株。直近20営業日の平均は62億7000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 26049.64 +259.29 +1.01 25882.7 26067. 25882.7 <.DJI>
1 57 1
前営業日終値 25790.35
ナスダック総合 8017.90 +71.92 +0.91 7989.64 8024.9 7976.60 <.IXIC>
4
前営業日終値 7945.98
S&P総合500種 2896.74 +22.05 +0.77 2884.69 2898.2 2884.69 <.SPX>
5
前営業日終値 2874.69
ダウ輸送株20種 11412.77 +127.78 +1.13 <.DJT>
ダウ公共株15種 727.21 -3.87 -0.53 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1397.46 +21.58 +1.57 <.SOX>
VIX指数 12.16 +0.17 +1.42 <.VIX>
S&P一般消費財 919.46 +6.40 +0.70 <.SPLRCD>
S&P素材 375.85 +5.45 +1.47 <.SPLRCM>
S&P工業 650.79 +7.87 +1.22 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 554.34 +0.37 +0.07 <.SPLRCS>
S&P金融 474.04 +6.25 +1.34 <.SPSY>
S&P不動産 206.52 -0.17 -0.08 <.SPLRCRE
C>
S&Pエネルギー 552.44 +4.04 +0.74 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1064.54 +3.59 +0.34 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 157.19 +0.58 +0.37 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1313.30 +12.55 +0.97 <.SPLRCT>
S&P公益事業 269.55 -1.73 -0.64 <.SPLRCU>
NYSE出来高 7.28億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 22890 + 120 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物9月限 円建て 22885 + 115 大阪比 <0#NIY:>

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