サウジと中国、製油・石油化学施設の建設で合意 100億ドル
[北京 22日 ロイター] - サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは22日、中国に製油・石油化学施設を建設する100億ドル規模の契約に調印した。サウジのムハンマド皇太子の訪中に合わせて調印した。
ムハンマド皇太子は、アジア歴訪の一環でアラムコの幹部とともに21日に中国に到着。パキスタンでは200億ドルの投資を約束した。インドでも製油産業に追加の投資を行う計画。
皇太子は、中国の習近平国家主席と会談する予定。
アラムコは、中国兵器工業集団(ノリンコ)と合弁事業を設立し、中国・遼寧省盤錦市に製油・石油化学施設を建設する。事業規模は100億ドル以上という。
処理能力が日量30万バレルの製油所や年間生産能力150万トンのエチレンプラントを建設する計画。
アラムコは原料となる原油の最大70%を同施設に供給する。稼働開始は2024年の予定。
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