米金融・債券市場=利回り上昇、雇用統計受けインフレ期待強まる
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘柄 17時05分 98*01.50 3.1006% ) 前営業日終値 98*30.50 3.0540% 10年債(指標銘柄) 17時05分 99*14.50 2.9388% 前営業日終値 99*31.50 2.8770% 5年債(指標銘柄) 17時05分 99*21.75 2.8194% 前営業日終値 100*00.25 2.7480% 2年債(指標銘柄) 16時31分 99*27.00 2.7066% 前営業日終値 99*31.00 2.6410% 清算値 前日終値 コード Tボンド先物9月限 143*11.00 144*12.00 Tノート先物9月限 119*25.50 120*09.50 米金融・債券市場は、10年債利回りが約1カ月ぶりの水準に上昇した。8月の雇用統計で、賃金の前 年比上昇率が9年ぶりの大きさとなり、インフレ期待が強まった。 8月の雇用統計は、時間当たり平均賃金が前年比で2.9%上昇と、2009年6月以来の高い伸びを 記録した。非農業部門の雇用者数は20万1000人増となり、前月から伸びが加速した。 DRWトレーディングの市場ストラテジスト、ルー・ブライエン氏は「すでに失業率が非常に低く、雇 用が長期間伸び続けており、賃金動向が主な注目点だ」と指摘。賃金が大きく上昇すれば、連邦準備理事会 (FRB)が行動を取る公算は大きいと見通した。 10年債の価格が18/32安。利回りは2.941%と、前日の2.877%から上昇 した。 CMEグループのフェドウォッチによると、短期金利先物相場は月内の利上げを完全に織り込み、12 月の追加利上げ予想確率も雇用統計公表前の67%から79%に上昇した。 トランプ大統領が、新たに2670億ドル相当の中国製品に対する追加関税の用意があると表明したこ とを受け、国債価格は下げ幅を縮小した。 トランプ氏はまた、日本と貿易交渉を始めたとし、仮に物別れに終われば、日本側が「一大事になるこ とを認識している」と語った。 北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉は、この日もカナダと米国の二国間協議が続けられ、双方の隔 たりが狭まっているもようだ。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS LAST Change U.S. 2-year dollar swap spread 18.50 (-0.25) U.S. 3-year dollar swap spread 16.50 (-0.25) U.S. 5-year dollar swap spread 13.00 (unch) U.S. 10-year dollar swap spread 6.25 (+0.25) U.S. 30-year dollar swap spread -7.25 (+0.75))) (※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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