上海外為市場=人民元は小幅安、米の対中関税第3弾受け

[上海 18日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、ドルに対して小幅安。トランプ米大統領は17日、2000億ドル相当の中国製品に対して10%の関税を課すと発表した。
中国人民銀行(中央銀行)はきょうの人民元の基準値(中間値)を1ドル=6.8554元と、前営業日(6.8509元)に比べ45ポイント元安方向に設定した。
スポット市場の人民元は6.8760元で始まり、0218GMT(日本時間午前11時18分)時点の取引では前営業日終値比189ポイント元安の6.8742元となっている。
市場参加者によると、米中貿易を巡る緊張が元を圧迫しているが、当局による介入を警戒し積極的な下値トライは控えているという。
中国系銀行のトレーダーは、投資家が「自発的に」元のショートポジションを解消しており、オフショア市場の元が日中の安値から押し上げられたと述べた。
OCBC銀行は18日付のノートで「市場は、新たな関税に対する中国の反応に注目している。中国は、米財務省による通商協議の招請を断る可能性がある」と指摘した。

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