ブレグジット、移行期間延長だけで問題は解決せず=独外務省高官

ブレグジット、移行期間延長だけで問題は解決せず=独外務省高官
 10月19日、ドイツのロート外務省国務大臣(欧州問題担当、写真)は、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉について、EUとドイツ政府はブレグジット後の移行期間延長を阻止するつもりはないが、延長だけで問題が解決するわけではないとの見解を示した。イスタンブールで昨年4月撮影(2018年 ロイター/Osman Orsal)
[ベルリン 19日 ロイター] - ドイツのロート外務省国務大臣(欧州問題担当)は19日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉について、EUとドイツ政府はブレグジット後の移行期間延長を阻止するつもりはないが、延長だけで問題が解決するわけではないとの見解を示した。
同大臣は西部ドイツ放送協会(WDR)に対し、「それで問題が解決し、将来の関係についての交渉にさらに数カ月が必要であれば、EU27カ国とベルリンにいるわれわれのせいでだめになることは決してない」としつつ、「しかし、延長だけで問題は解決しない。アイルランドと北アイルランドのハードボーダー(厳格な管理)に関しては、妥当な解決策にはまだ至っていない」と述べた。

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