アジア株式市場サマリー:引け(3日)
(配信時間に応じて内容を更新します) [3日 ロイター] - 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード 中国 上海総合指数 2930.1538 + 6.0475 + 0.21 2925.9422 2930.1538 2915.1974 前営業日終値 2924.1063 中国 CSI300指数 3853.611 +5.291 +0.14 3852.579 3856.681 3833.757 前営業日終値 3848.320 香港 ハンセン指数 25527.85 -98.70 -0.39 25546.32 25736.05 25498.11 前営業日終値 25626.55 香港 ハンセン中国株指 10035.78 -67.58 -0.67 10066.95 10117.32 10018.27 数 前営業日終値 10103.36 韓国 総合株価指数 1965.69 -3.50 -0.18 1966.50 1976.37 1960.15 前営業日終値 1969.19 台湾 加権指数 10558.21 -76.64 -0.72 10629.22 10650.15 10557.03 前営業日終値 10634.85 豪 S&P/ASX指 6573.40 -6.00 -0.09 6579.40 6591.30 6554.30 数 前営業日終値 6579.40 シンガポール ST指数 3090.63 +7.67 +0.25 3078.56 3094.19 3074.04 前営業日終値 3082.96 マレーシア 総合株価指数 1591.52 -20.62 -1.28 1612.78 1616.34 1591.52 前営業日終値 1612.14 インドネシア 総合株価指数 6261.590 -28.956 -0.46 6293.362 6310.631 6248.80 前営業日終値 6290.546 フィリピン 総合株価指数 7804.71 -113.82 -1.44 7914.92 7920.91 7804.71 前営業日終値 7918.53 ベトナム VN指数 979.36 -4.70 -0.48 984.79 985.21 978.62 前営業日終値 984.06 タイ SET指数 1642.25 -11.86 -0.72 1657.30 1660.26 1642.23 前営業日終値 1654.11 インド SENSEX指数 36562.91 -769.88 -2.06 37181.76 37188.38 36466.01 前営業日終値 37332.79 インド NSE指数 10797.90 -225.35 -2.04 10960.95 10967.50 10772.70 前営業日終値 11023.25 東南アジア株式市場の株価は、米中貿易摩擦激化を背景に大半が下落した。 米国と中国は週末に互いの輸入品に対する追加関税を発動。世界経済減速懸念が再燃した。 INGのアナリストらは顧客向けノートで、米中が貿易協議の日程を決定できずにいるため、「米中貿 易摩擦に対する不透明感が引き続き市場を支配している」と述べた。 マニラ市場の主要株価指数PSEiは1.44%安の7804.71で取引を終えた。複合企業 のアライアンス・グローバル・グループは約4%安、インフラ開発のメトロ・パシフィック・イン ベストメンツは約2%安。 クアラルンプール市場の総合株価指数KLCIは1.28%下落し、1591.52で引けた 。低調な8月の製造業統計を嫌気した。石油製品販売会社ペトロナス・ダガンガンは6%超安、 パーム油大手サイム・ダービー・プランテーションは4%超安。 ジャカルタ市場の総合株価指数は0.46%安の6261.59。ヘルスケア株や通信サービ ス株安が重しとなった。 バンコク市場のSET指数は0.72%安の1642.25、ホーチミン市場のVN指数は0.48% 安の979.36で終了した。 一方、シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)は0.25%高の3090.6 3だった。 中国株式市場は上昇。前場は下げていたが、後場に入って切り返した。ハイテク株が買われた。 中国商務省は2日、米国の対中関税措置第4弾の発動は、大阪での米中首脳の合意に反するとして、世 界貿易機関(WTO)に提訴したと発表した。 S&Pグローバル・レーティングの中国担当アナリスト、Kim Eng氏は、米国の対中関税そのものが、 格下げが必要になるほど中国経済を大幅に減速させるとは思わないとし、両国の貿易戦争の中国経済への影 響は限定的だとの見方を示した。 10月1日に建国70周年を控え、中国当局が株価の大幅下落を阻止するために介入する用意がある、 との観測も高まっている。 セクター別では、高安まちまち。IT株が2.6%、通信株は2.9%それぞ れ上昇。米国との貿易戦争が激化するなか、中国政府がハイテク分野で独自の発展を推し進めていることが 支援材料。 新興ハイテク企業向け株式市場の科創板では、全28銘柄が4%を超える上昇となった。 半面、ヘルスケア株は0.92%安。政府が薬品の大量購入プログラムを拡大したことを 嫌気した。 香港株式市場は下落して引けた。抗議デモで香港が景気後退に陥るとの懸念が背景。米中貿易戦争の激 化でリスク選好度も低下している。 ただ、中国本土から香港株式市場に資金が流入している兆候があり、下げは限定的だった。 香港では3日、学生が前日に続き授業をボイコットし、抗議集会を開く見通し。 ただ、本土の投資家が株式相互取引(ストックコネクト)制度を通じて香港株に買いを入れている兆候 が出ている。中国誌・財新によると、本土から香港株式市場への資金流出入は16週連続で流入超となった 。過去1年半ほどで最長の記録という。 ハンセン中国企業エネルギー指数は0.91%安。ハンセン中国企業情報技術(IT)指数<. HSCIIT>は0.26%安。ハンセン金融指数は0.40%安。ハンセン不動産指数は0.3 9%安。 シドニー株式市場は小幅続落して引けた。米中貿易摩擦をめぐる懸念で、投資家のリスク選好意欲が減 退した。 CMCマーケッツの主任市場ストラテジスト、マイケル・マッカーシー氏は「オーストラリアだけでな く、地域全体に警戒感がみられる。近々貿易問題に関するニュースがあると見込まれているためだ」と話し た。 オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)はこの日、政策金利を過去最低の1%に据え置いた。た だ、今後利下げする可能性も残した。 ニッケル相場の上昇を受け、関連銘柄のウエスタン・エリアズは一時12%まで急伸し、イン デペンデンス・グループは一時2.9%高となった。 金融株指数は0.1%安。最大手コモンウェルス銀行は0.2%下落した。 ソウル株式市場は反落して引けた。米中貿易摩擦への根強い懸念が重しとなった。 ブグック・セキュリティーズのアナリストは、米中貿易協議をめぐる懸念で投資家心理が悪化し、リス ク回避ムードの中、外国人投資家による売りが誘われたとの見方を示した。 中国商務省は2日、米国による対中追加関税発動に対し、世界貿易機関(WTO)に提訴したと発表し た。 外国人投資家は3036億ウォン(約2億5036万ドル)相当の売り越し。 出来高は3億3114万株。取引された887銘柄のうち、439銘柄が上昇した。 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
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