貿易摩擦が世界経済を脅かす恐れ、ＷＴＯ「崩壊していない」＝事務局長
７月２５日、世界貿易機関（ＷＴＯ）のアゼベド事務局長は、通商政策を巡る緊張が世界経済の成長を脅かす恐れがあるとの認識を示した（２０１８年 ロイター／Denis Balibouse）
［２５日 ロイター］ - 世界貿易機関（ＷＴＯ）のアゼベド事務局長は２５日、通商政策を巡る緊張が世界経済の成長を脅かす恐れがあるとの認識を示した。
事務局長はＣＮＢＣとのインタビューで「貿易を制限する措置が以前にも増して見受けられるのは明らかに問題で、われわれはこうした流れに歯止めをかけることができればと期待している」と語った。
その上で「世界経済の成長は回復の兆しを見せている。新たな貿易摩擦がこうした成長の機会をつぶすことがないよう願っている」とした。
また、米国がＷＴＯを脱退する兆しはまったくないと指摘。ＷＴＯは崩壊していないと強調した。
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