米主導の貿易戦争、世界経済の最大の「信頼喪失」要因=中国外務省

米主導の貿易戦争、世界経済の最大の「信頼喪失」要因=中国外務省
 7月18日、中国外務省の華春瑩報道官、米国主導の貿易戦争が世界経済にとって最大の「信頼喪失」要因になっていると指摘し、米国が「強情」を張り続ければ、全世界が反撃するだろうと警告した。北京で2016年撮影(2018年 ロイター/Jason Lee)
[北京 18日 ロイター] - 中国外務省は18日、米国主導の貿易戦争が世界経済にとって最大の「信頼喪失」要因になっていると指摘し、米国が「強情」を張り続ければ、全世界が反撃するだろうと警告した。華春瑩報道官は定例会見で、米国が貿易措置を正当化するために、国家安全保障を含むあらゆる種類の言い訳を作り上げているとも述べた。
中国は今月上旬、米国が中国製品に追加関税を発動したことを受け、報復措置を発動した。
トランプ米大統領は中国に対する一段の関税発動を警告。大統領は欧州からの鉄鋼輸入にも関税を導入し、自動車の輸入を制限する可能性も示唆している。
報道官は「米国の貿易戦争は中国だけとではなく、世界のその他の国々も相手だ。世界の国々を敵対者とみなすことで、米国は世界経済全体を危険な場所へと引きずり込んでいる」と述べ、「米国が強情を張り続ければ、世界中の国々が反撃の決意を固めるだけだろう」と付け加えた。

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