ロシア大統領が独首相と会談、パイプライン計画で米けん制

[ソチ 18日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は18日、同国のソチでメルケル独首相と会談し、両国間のガスパイプライン建設計画をトランプ米大統領が阻止しようとすれば対抗すると強調した。
ロシアによるクリミア併合以後、両国関係は冷え込んでいるが、天然ガスをロシアから欧州北部に送る「ノルドストリーム2」計画に関しては利害が一致している。
一方、米政府当局者は今週、同計画への懸念をあらためて表明。事業に関与する企業は米国の制裁対象となるリスクが高いと話した。
プーチン大統領は共同会見で、トランプ大統領が米企業の利益を保護しているのは理解しているとしながらも、他国との関係をどう築くかはわれわれが決めるとし、「(パイプラインは)双方に利益をもたらす。そのために闘う」と述べた。

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