米大統領、EUを提訴するよう助言 ブレグジット巡り=英首相

米大統領、EUを提訴するよう助言 ブレグジット巡り=英首相
 7月16日、英国のメイ首相(右)は、トランプ米大統領(左)から、ブレグジットの戦略としてEUを提訴するよう助言を受けていたと明らかにした。写真は13日、英バッキンガムシャーで行われた共同会見で撮影(2018年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ロンドン 16日 ロイター] - 英国のメイ首相は、BBCテレビに対し、トランプ米大統領から、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の戦略としてEUを提訴するよう助言を受けていたと明らかにした。
メイ首相は「(トランプ大統領に)EUを訴えるべきだと言われた。交渉に入らず、提訴すべきだと」と述べた。また、大統領が、メイ首相が交渉を行っている現在は交渉をやめるべきではないとも助言したと明らかにした。
メイ首相は「英国にとってベストな内容となるよう交渉したい」と述べた。
トランプ大統領は13日に発表されたインタビューで、メイ首相がブレグジットを巡る自身の助言に従わなかったと発言。大統領はその後のメイ首相との共同会見では、首相がなぜ自身の助言を「少し厳しい内容」だと受け止めたかを理解したと語ったほか、米英がブレグジット後に「素晴らしい」貿易協定を締結できる可能性があると述べた。

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