不法移民の親子引き離し、米上院で抗議の座り込み 600人逮捕

不法移民の親子引き離し、米上院で抗議の座り込み 600人逮捕
 6月28日、米国のワシントンで、成人の不法入国者を例外なく訴追するトランプ政権の「ゼロ寛容政策」に抗議する人々が、連邦議会上院の議事堂で座り込みを行い、約600人が逮捕された。アルミの防寒シートにくるまり座り込む抗議者たち。ワシントンで撮影(2018年 ロイター/Jonathan Ernst)
[ワシントン 28日 ロイター] - 米国のワシントンで28日、成人の不法入国者を例外なく訴追するトランプ政権の「ゼロ寛容政策」に抗議する人々が、連邦議会上院の議事堂で座り込みを行い、約600人が逮捕された。
抗議者の大半が、白い服を着た女性。親と引き離された不法移民の子供らに与えられるようなアルミの防寒シートにくるまり、ハート上院オフィスビルの大理石の床に座り込んだ人々は「大きな声で、はっきり言おう、移民を歓迎すると」とシュプレヒコールをあげた。
議会警察は、退去しなければ逮捕すると警告。シートやプラカードを没収した。
逮捕とデモの解散には約90分かかった。座り込みに参加していたプラミラ・ジャヤパル下院議員(民主党)も逮捕された。
議会警察は発表文で、違法デモにより約575人を起訴し、その場で釈放したと説明した。

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