米大統領、ベネズエラ政府資産を凍結

米大統領、ベネズエラ政府資産を凍結
 8月6日、トランプ米大統領は5日、米国内のベネズエラ政府資産をすべて凍結する大統領令に署名した。マドゥロ大統領(写真)の追放を目指す政策の一環。7月撮影。提供写真(2019年 ロイター/Miraflores Palace)
[ワシントン 5日 ロイター] - トランプ米大統領は5日、米国内のベネズエラ政府資産をすべて凍結する大統領令に署名した。マドゥロ大統領の追放を目指す政策の一環。
米政府は先にベネズエラの国営石油会社PDVSAや同国の金融部門などに対する制裁を導入しているが、今回の制裁は従来の制裁をはるかに上回る厳しい内容。
ホウィトハウスが発表した大統領令は「米国内にあるベネズエラ政府のすべての財産と財産に対する権益は封鎖され、移転・支払い・輸出・引き出し・その他の取引は禁止される」としている。
今回の制裁については、トランプ政権に近い関係者も驚きの声を上げている。保守系シンクンタク、ヘリテージ財団のシニア・ポリシー・アナリスト、アナ・キンタナ氏は「これは大規模だ」と述べ、詳細の発表を待つ必要があるが、ベネズエラとのビジネスを包括的に禁止する内容のようだとの見方を示した。
ベネズエラ情報省のコメントはとれていない。
米国をはじめとする多くの西側諸国は、マドゥロ大統領に辞任を要求。野党指導者のグアイド国会議長をベネズエラの正当な指導者として認めている。

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