米金融・債券市場=短期債利回り上昇、指標底堅く FOMCに注目
[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標 17時05分 105*30.50 2.5878% 銘柄) 前営業日終 105*21.00 2.6020% 値 10年債(指標銘 17時04分 102*19.00 2.0839% 柄) 前営業日終 102*17.00 2.0910% 値 5年債(指標銘 17時05分 100*24.75 1.8359% 柄) 前営業日終 100*26.00 1.8280% 値 2年債(指標銘 17時03分 100*17.13 1.8446% 柄) 前営業日終 100*18.13 1.8300% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物6月 154*31.00 154*29.00 限 Tノート先物6月 126*30.00 127*00.00 限 米金融・債券市場では、底堅い経済指標を受け短期債利回りが上昇 、長短金利差は縮小した。市場では来週の米連邦公開市場委員会(FO MC)に注目が集まっている。 5月の小売売上高は前月比0.5%増加したほか、4月の数字は当 初発表の0.2%減から0.3%増へ上方改定された。また5月の鉱工 業生産指数は製造業部門が0.2%上昇し、今年に入り初めてプラスと なった。 TD証券の金利ストラテジスト、ゲンナディ・ゴールドバーグ氏は 「統計は個人消費が依然としてかなり堅調であることを示しており、市 場では景気が大方の予想ほど急速に悪化していないとの見方が広がった 」と述べた。 2年債利回りは1.9ベーシスポイント(bp)上昇し 1.849%。一方、30年債利回りは1.2bp低下し 2.590%。 前出のゴールドバーグ氏は18―19日に開かれる米連邦公開市場 委員会(FOMC)までは「全般的に動きにくい展開になる」とした上 で米連邦準備理事会(FRB)がハト派的な姿勢を打ち出すとの思惑か ら利回りは当面抑えられるだろうと予想した。 CMEグループのFEDウオッチによると、短期金利先物が織り込 む来週の利下げ確率は22.5%。前日は28.3%だった。7月の利 下げ確率は66.8%となっている。 2年債と10年債の利回り格差は24.2bp。前 日は25.7bpだった。 (ーからご覧ください)
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