米国株式市場はダウ8日続落 工業・オンライン小売が安い

米国株式市場はダウ8日続落、工業・オンライン小売が安い
 6月21日、米国株式市場は下落し、ダウ工業株30種は8営業日続落した。貿易摩擦を巡る懸念から工業株の売りが膨らんだ。ニューヨーク証券取引所で19日撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米国株式市場は下落し、ダウ工業株30種は8営業日続落した。貿易摩擦を巡る懸念から工業株の売りが膨らんだ。
アマゾン・ドット・コムをはじめとするオンライン小売株も軒並み下落。州売上税を巡る米最高裁の判決が重しとなった。
独ダイムラーが2018年の業績見通しを下方修正したほか、BMWが米中の貿易摩擦を踏まえて「戦略的選択肢」を検討していると明らかにしたことを受け、製造業や自動車大手が売られた。
キャタピラーは2.5%安、ボーイングは1.5%安。自動車ではフォード・モーターが約1.4%、ゼネラル・モーターズ(GM)が2%近く、それぞれ下落。テスラは4%安となった。
アマゾンは一時1.9%安まで売られ、1.1%安で終了。米最高裁は、州政府がオンライン小売業者に売上税の徴収を義務付けることを認める判決を出した。オーバーストック・ドット・コムは7.2%急落、イーベイも3.2%下落した。
インテルは、ブライアン・クルザニッチ最高経営責任者(CEO)の辞任を受けて2.4%下落。同氏と従業員が過去に交わした合意上の関係が社内規則に違反していた事実が調査により判明した。
石油輸出国機構(OPEC)会合を前に原油価格が下落し、エネルギー株の下げも目立った。
一方、四半期決算が予想を上回ったダーデン・レストランツやクローガーは買われ、それぞれ14.8%高、9.7%高となった。
ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.29対1の比率で上回った。ナスダックも2.58対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は約68億7000万株。直近20営業日の平均は70億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 24461.70 -196.10 -0.80 24639.2 24639. 24406. <.DJI>
1 21 63
前営業日終値 24657.80
ナスダック総合 7712.95 -68.56 -0.88 7800.30 7803.4 7699.2 <.IXIC>
5 0
前営業日終値 7781.52
S&P総合500種 2749.76 -17.56 -0.63 2769.28 2769.2 2744.3 <.SPX>
8 9
前営業日終値 2767.32
ダウ輸送株20種 10826.84 -46.09 -0.42 <.DJT>
ダウ公共株15種 690.62 +2.24 +0.33 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1381.01 -17.59 -1.26 <.SOX>
VIX指数 14.64 +1.85 +14.46 <.VIX>
S&P一般消費財 888.02 -6.30 -0.70 <.SPLRCD>
S&P素材 361.61 -3.63 -0.99 <.SPLRCM>
S&P工業 608.67 -7.31 -1.19 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 525.95 +0.38 +0.07 <.SPLRCS>
S&P金融 452.23 -0.85 -0.19 <.SPSY>
S&P不動産 198.23 +1.23 +0.62 <.SPLRCRE
C>
S&Pエネルギー 543.84 -10.68 -1.93 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 979.24 -5.24 -0.53 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 144.62 -0.26 -0.18 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1250.71 -10.13 -0.80 <.SPLRCT>
S&P公益事業 255.63 +0.85 +0.33 <.SPLRCU>
NYSE出来高 8.08億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 22425 - 175 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物9月限 円建て 22390 - 210 大阪比 <0#NIY:>

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