中国、ホルムズ海峡封鎖警告巡りイランを批判 「平和のため努力を」

[北京 6日 ロイター] - イラン革命防衛隊高官が、ホルムズ海峡を通過する原油輸送を阻止する可能性があると警告したことについて、中国外務省の陳暁東次官補は6日、イランは中東の安定のため一段の努力を行い、隣国と良好な関係を保つ必要があるとの認識を示した。
中国にとってサウジアラビアやイラク、クウェートは最も重要な原油供給国であり、カタールは液化天然ガス(LNG)の供給国だ。ホルムズ海峡が封鎖されれば、中国経済に深刻な影響が及ぶ。
陳氏は記者会見でイランの警告について質問されると、イラン問題も含め、中東の平和について中国とアラブ諸国は緊密に連絡を取っていると答えた。
その上で「(イランは)湾岸の国であることから、良き隣人となり、平和的に共存するよう努力すべきだ」と述べ、「中国は引き続き前向きかつ建設的な役割を果たす」との考えを示した。
中国は来週、アラブ諸国との首脳会議を北京で開く予定で、習近平国家主席が10日に開幕の挨拶を行う。

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