米国株式市場はまちまち、ハイテク株が安い 業績期待で下げ渋り

米国株式市場はまちまち、ハイテク株が安い 業績期待で下げ渋り
 4月23日、米国株式市場はまちまちで終了した。スマートフォンの需要低迷懸念でハイテク株が圧迫され、ナスダックが下落したが、企業の好決算期待で下げ渋った。ニューヨーク証券取引所で18日撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米国株式市場は、まちまちで終了した。スマートフォンの需要低迷懸念でハイテク株が圧迫され、ナスダックが下落したが、企業の好決算期待で下げ渋った。
半導体株が売られた。ファウンドリー(半導体受託製造)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)<2330.TW>が、スマートフォン需要の低迷から通年の売上高見通しを下方修正したことが背景。
米長期金利の上昇が相場を圧迫した。米10年債利回りは、米国債の今後の発行増加やインフレ加速への懸念を背景に上昇し、2014年1月以来の高水準をつけた。
米グーグルの持ち株会社アルファベットは、引け後の取引で小幅上昇した。同社がこの日発表した第1・四半期決算は、利益が73%増加した。
アルミ関連株は大幅下落し、アルコアは13.5%、アーコニック5.2%、それぞれ下げた。
米財務省が米国の対ロシア追加制裁の対象となっているアルミニウム大手のルサール<0486.HK>から供給を受けている米企業に対し、制裁措置への対応期限を6月5日から10月23日に延期すると発表したことが材料視された。
今週はS&P500<.SPX>構成銘柄の181社が決算発表を予定している。ハイテク大手では、フェイスブック、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、インテルが決算を発表する。
ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.22対1の比率で上回った。ナスダックでも1.39対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は57億6000万株。直近20営業日の平均は68億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 24448.69 -14.25 -0.06 24488.07 24536.89 24328.54 <.DJI>
前営業日終値 24462.94
ナスダック総合 7128.60 -17.53 -0.25 7173.99 7195.72 7094.43 <.IXIC>
前営業日終値 7146.13
S&P総合500種 2670.29 +0.15 +0.01 2675.40 2682.86 2657.99 <.SPX>
前営業日終値 2670.14
ダウ輸送株20種 10621.15 +42.25 +0.40 <.DJT>
ダウ公共株15種 691.34 +0.20 +0.03 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1253.98 -16.85 -1.33 <.SOX>
VIX指数 16.34 -0.54 -3.20 <.VIX>
S&P一般消費財 821.30 +1.78 +0.22 <.SPLRCD>
S&P素材 368.15 -1.11 -0.30 <.SPLRCM>
S&P工業 635.03 -0.49 -0.08 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 517.08 -0.80 -0.15 <.SPLRCS>
S&P金融 462.36 -0.50 -0.11 <.SPSY>
S&P不動産 186.85 +0.30 +0.16 <.SPLRCREC>
S&Pエネルギー 544.78 +3.30 +0.61 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 953.60 +3.88 +0.41 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 151.67 +1.62 +1.08 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1150.12 -4.59 -0.40 <.SPLRCT>
S&P公益事業 255.26 +0.24 +0.09 <.SPLRCU>
NYSE出来高 7.31億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 22210 + 110 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物6月限 円建て 22190 + 90 大阪比 <0#NIY:>

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