〔マーケットアイ〕株式:日経平均・日足は「小陽線」、25日線を1カ月ぶりに上抜け

    [東京 10日 ロイター] - 
    <15:28> 日経平均・日足は「小陽線」、25日線を1カ月ぶりに上抜け
    
    日経平均・日足は「小陽線」。下方にマドを空けて上伸し、終値は5月7日以来、1
カ月ぶりに25日移動平均線(2万1101円52銭=10日)を上回った。パラボリッ
クは陽転。反騰相場への期待も膨らむが、短期のRSI(相対力指数)など一部のオシレ
ーター系指標は買われすぎ圏内にある。目先は2万1000円台で値固めできるかがポイ
ント。75日移動平均線(2万1451円44銭=同)が上値抵抗線として位置づけられ
そうだ。
    
    <15:14> 新興株市場は堅調、金融相場意識し成長株に資金
    
    新興株式市場では、日経ジャスダック平均と東証マザーズ総合が続伸。マザーズの上
昇率は1%を超えたが、大引けにかけて伸び悩んだ。「値動きのいい銘柄を個人投資家が
物色した。金融相場の到来で、成長株に資金が向かうとの期待感も高まった」(国内証券
)との見方が出ていた。
    
    個別銘柄ではハーモニック・ドライブ・システムズ        、メルカリ        が買
われ、日本テレホン        がストップ高。HEROZ        、ロゼッタ        は軟
調。夢の街創造委員会        は大幅安だった。
    
    
    <14:04> 日経平均は後場一段高、期先コールは反発機運の乏しさを示唆
    
    日経平均は一時2万1100円台後半まで上げ幅を拡大した。TOPIXも後場一段
高。業種別指数の銀行業がプラスに転じた。
    
    14日に6月限株価指数先物の特別清算指数(SQ)算出が控えている。今回は日経
平均先物ラージとTOPIX先物が対象のメジャーSQ。6月限最終売買日の13日にか
けて先物への思惑的な売買により、指数がボラタイルな動きをみせることも想定される。
    
    期先物となる7月限の日経平均コール・オプション(買う権利)は、権利行使価格2
万1500円の出来高が膨らんでいる。もっとも市場では「2万1500円や2万200
0円のコール・オプションのプレミアムの上昇が鈍い。短期的に株価が上昇したとしても
、反発局面はそう長くは続かないとの見方が示されている」(国内証券トレーダー)との
声が出ている。
    
    「日経平均の2万1500円より手前は5月中旬に押し戻された価格帯。SQ算出前
に指数の上伸を狙うような先物買いが入ったとしても、戻りを試すような展開となるため
のエネルギーは足りないだろう」(同)という。
    
    
    
    <13:13> 日経平均は堅調維持、消費増税の延期観測後退でも影響限定的
    
    日経平均は後場に入り堅調維持。2万1100円近辺で推移している。
    
    複数の国内メディアが、衆参同日選が見送られる方向となっていると伝えている。直
近では消費増税延期の是非を問うため、安倍首相が衆参同日選に踏み切るとの観測が浮上
していた。だが日本経済新聞によると、安倍政権内では参院選単独でも与党が勝利できる
との判断に傾いており、26日までの今国会の会期は延長せず、10月の消費増税も予定
通り実施する方針だという。
    
    業種別では小売株が上値の重い展開となっているが、全体相場には特段のネガティブ
な反応が出ていない。「消費増税延期の期待で日本株が買われたという顕著な動きが見ら
れなかった分、影響も限定的となっている。ただ根本的には米中対立の問題があるほか、
円高懸念も強く、指数は伸びきれない」(国内証券)との声が出ていた。
    
    
    <11:39> 前場の日経平均は続伸、主力輸出株に買い戻し 2万1000円回復
    
    前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比226円67銭高の2万1111円3
8銭となり、続伸した。取引時間中の2万1000円台回復は5月29日以来。5月米雇
用統計発表後の米株高を好感したほか、米国の対メキシコ関税発動が見送られたことで、
リスク回避姿勢が後退し主力輸出株に買い戻しが先行した。朝方に上げ幅は260円を超
えたが、その後は戻り待ちの売りも出て高値圏で一進一退となった。
    
    TOPIXは1.03%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は8347億円
と薄商いだった。東証33業種では、繊維、石油・石炭、電気機器、化学などが値上がり
率上位。下落は銀行の1業種のみだった。日立製作所        、第一三共        などが
個別で年初来高値を更新している。市場では「いったん底入れ感が出たことで、中長期資
金が優良株の一角に見直し買いを入れている。米中摩擦は残るものの、目先は売られ過ぎ
の修正で2万1500円どころまで戻り余地がありそうだ」(KHアセットアドバイザー
・チーフストラテジストの中島肇氏)との声が出ていた。
    
    東証1部の騰落数は、値上がりが1652銘柄に対し、値下がりが382銘柄、変わ
らずが105銘柄だった。
    
    
    <10:40> 日経平均は堅調もみあい、25日移動平均線の攻防
    
    日経平均は堅調もみあい。2万1090円付近で推移している。上海総合指数<.SSEC
>は小幅高で始まった。市場では「25日移動平均線付近では短期筋の戻り売り圧力が強
く、上値を抑えられている。一方、リスク回避が後退し海外勢の売りは減少してきた。薄
商いではあるが、もう少し上値余地がありそう」(国内証券)との声が出ている。

    
    <09:10> 寄り付きの日経平均は続伸、主力輸出株に買い戻し
    
    寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比210円69銭高の2万10
95円40銭となり、続伸で始まっている。2万1000円台の回復は、取引時間中で5
月29日以来。5月米雇用統計発表後の前週末の米株高を好感したほか、米国の対メキシ
コ関税発動が見送られたことで、自動車、ハイテクなどの主力輸出株中心に買い戻しが先
行している。寄り後に上げ幅は250円を超えた。東証33業種すべてが上昇している。
    
    
    <08:33> 寄り前の板状況、主力輸出株は買い優勢
    
    市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車        、ホンダ        、
キヤノン        、ソニー        、パナソニック        などの主力輸出株が買い優勢
。指数寄与度の大きいファーストリテイリング        、ファナック        も買い優勢
となっている。
    メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ        、三井住友フィナン
シャルグループ        がやや売り優勢。みずほフィナンシャルグループ        は売り
買い拮抗している。
    
    
    東証第1部出来高上位50銘柄       
    東証第1部値上がり率上位50銘柄       
    東証第1部値下がり率上位50銘柄       
    日経225先物        
    SGX日経225先物        
    TOPIX先物        
    日経225オプション            
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