米金融・債券市場=長短金利差縮小、ECB理事会受け一部で失望感
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘 17時05分 105*12.00 2.6149% 柄) 前営業日終 104*31.50 2.6330% 値 10年債(指標銘 17時05分 102*08.50 2.1209% 柄) 前営業日終 102*08.00 2.1230% 値 5年債(指標銘柄 17時05分 100*17.75 1.8828% ) 前営業日終 100*20.75 1.8630% 値 2年債(指標銘柄 17時05分 100*15.25 1.8787% ) 前営業日終 100*17.63 1.8410% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物6月 154*06.00 154*02.00 限 Tノート先物6月 126*19.50 126*20.50 限 米金融・債券市場では、イールドカーブがフラット化した。欧州中央銀行(ECB) 同日開催の理事会で、少なくとも来年半ばまで金利を据え置く方針を決定する一方、利下 げを明確に示唆しなかったことへの失望感が広がった。 しかし、午後に入り、米政府が対メキシコ関税の導入見送りを検討しているとのブル ームバーグの報道を受け、大半の国債利回りは上昇した。 ECBはこの日、予想通り主要政策金利を据え置くとともに、金利ガイダンスを変更 。金利据え置きの期間を、従来の最低年末までから「最低2020年上半期にかけて」に 延長した。さらに新型の貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO3)に適用される金 利を、最も低い場合でマイナス0.3%(中銀預金金利に0.1ポイント上乗せ)とする ことも決定した。 アナリストによると、一部ではECBの将来の利下げが織り込まれていたこともあり 、ECB理事会後に独短期債の売りが加速。米債券市場にもこうした動きが波及した。 2・10年債利回り格差は4.4ベーシスポイント(bp)縮小し、 23.30bpとなった。 終盤の取引で、10年債利回りは0.8bp上昇し、2.131%。メ キシコ関税を巡る報道が伝わる前は3bp低下していた。 朝方発表された1日終了週の新規失業保険申請件数は前週から横ばいの21万800 0件となり、経済が鈍化する中でも労働市場が底堅さを保っていることを示唆した。[nL4 N23D318] 7日発表の5月米雇用統計が注目される。アナリストは、非農業部門雇用者数が18 万5000人増と、伸びが前月の26万3000人増から鈍化すると予想する。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 5.50 0.75 U.S. 3-year dollar swap spread 3.25 1.00 U.S. 5-year dollar swap spread 2.50 1.50 U.S. 10-year dollar swap spread -1.00 1.25 U.S. 30-year dollar swap spread -27.50 0.75 (い)
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