東南アジア株式・中盤=大半が米株安につれ下落、ホーチミンは一時4%安

[25日 ロイター] - 25日中盤の東南アジア株式市場は、大半が半導体株を中心とした米国市場の下落につれ安となった。
サウジアラビアの外交面での緊張、世界経済の成長ペース減速に対する警戒感、英国の欧州連合(EU)離脱交渉の停滞といったさまざまなマイナス要因から、投資家に動揺が広がった。
ホーチミン市場のVN指数は一時4%下落し、約3カ月ぶりの安値を付けた。0341GMT(日本時間午後0時41分)時点では3.11%安。金融株と不動産株が安く、ベトコムバンクは2.7%安、ビングループは2.3%安。
マニラ市場の主要株価指数PSEiは、金融株と工業株を中心に2.34%安。金融大手BDOユニバンクは3.6%安、SMインベストメンツは2.7%安。
シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数は反落し、0.99%安。カジノ運営のゲンティン・シンガポールは3.3%安、揚子江船業集団は1.7%安。
クアラルンプール市場の総合株価指数KLCIは0.79%下落。サイム・ダービーは5.9%安、石油ガスサービスのダイアログ・グループは3.9%安。
バンコク市場のSET指数は1.26%安。全面安の展開で、国営タイ石油会社(PTT)は1%安、サイアム商業銀行は2.2%安。
ジャカルタ市場の総合株価指数は0.13%高。金融株の上昇がその他のセクターの下落を打ち消した。バンク・セントラル・アジアは0.8%高、アストラ・インターナショナルは0.3%安だった。

アジア株式市場サマリー

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