米金融・債券市場=利回り低下、短期金融市場の逼迫緩和で
(表のレートを更新します。) [ニューヨーク 19日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘柄 17時05分 100*13.50 2.2305% ) 前営業日終値 100*08.50 2.2380% 10年債(指標銘柄 17時05分 98*17.00 1.7874% ) 前営業日終値 98*18.00 1.7840% 5年債(指標銘柄) 17時04分 98*01.50 1.6630% 前営業日終値 98*02.25 1.6580% 2年債(指標銘柄) 17時05分 99*17.13 1.7439% 前営業日終値 99*17.00 1.7460% 清算値 前日終値 コード Tボンド先物9月 161*07.00 160*27.00 限 Tノート先物9月 128*29.50 128*26.00 限 米金融・債券市場では国債利回りが低下した。18日の米連邦公開市場委員会(FO MC)で追加利下げに対する政策当局者間の意見の相違が示されたほか、短期金融市場で の逼迫が緩和された。 米連邦準備理事会(FRB)は17─18日に開いたFOMCで、フェデラルファン ド(FF)金利の誘導目標を1.75─2.00%に25ベーシスポイント(bp)引き 下げることを7対3で決定。世界的なリスクに加え「企業の設備投資と輸出は弱まった」 との認識を表明した。 FRB当局者による新たな金利・経済見通しで示された予測中央値は、金利が202 0年を通して新たなレンジ内にとどまるというものだったが、FRBに内在する見解の相 違を反映し、政策当局者17人のうち7人は25bpの利下げが年内あと1回実施される との見通しを示した。 TDセキュリティーズの金利ストラテジスト、ジェナディー・ゴールドバーグ氏は、 「FRBは基本的に追加利下げに向けた扉を開いたままにしたが、実際にその扉を通り抜 けることも、どのような手法、形態で通り抜けるかを明言することもなかった」と述べた 。 指標10年債利回りは4/32高。利回りは前日の1.784%から1 .770%に低下した。 2年債と10年債の金利差はFOMC声明発表前の7bpから2bp に縮小。FRBが必要に応じた積極的な利下げを行わないかもしれないという懸念を反映 した。 米連邦準備理事会(FRB)傘下のニューヨーク連銀は19日もレポ取引を通じた資 金供給を実施し、750億ドルを市場に供給した。 ゴールドバーグ氏は「米国債のパフォーマンスがやや改善したのはレポ金利の低下が 一因」と述べた。 今週は米国とイラン間の緊張の高まりに対する懸念も安全資産である米国債への買い を支援した。 イランのザリフ外相は19日、米国やサウジアラビアがイランに軍事攻撃を仕掛ける なら、イランは「全面戦争」で応じると表明した。 投資家は米中通商協議も注視。約2カ月ぶりとなる次官級協議が19日に再開した。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS LAST Change U.S. 2-year dollar swap spread -4.50 (-1.25) U.S. 3-year dollar swap spread -6.75 (-1.00) U.S. 5-year dollar swap spread -8.00 (-0.75) U.S. 10-year dollar swap spread -13.25 (-0.50) U.S. 30-year dollar swap spread -42.75 (+0.25))) (い)
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