米金融・債券市場=利回り4週ぶり高水準、リスク志向高まる
(表のレートを更新しました) [ニューヨーク 16日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘 17時05分 100*03.00 2.9951% 柄) 前営業日終 100*23.00 2.9630% 値 10年債(指標銘 17時03分 100*09.00 2.5922% 柄) 前営業日終 100*20.00 2.5530% 値 5年債(指標銘柄 17時05分 98*22.25 2.4059% ) 前営業日終 98*27.50 2.3700% 値 2年債(指標銘柄 16時26分 99*22.00 2.4144% ) 前営業日終 99*23.38 2.3920% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物6月 146*11.00 147*02.00 限 Tノート先物6月 122*26.50 123*05.00 限 米金融・債券市場で、米債利回りが4週間ぶりの高水準を付けた。リスク志向が高ま ったほか、今週の米中経済指標がさらにプラスになるとの見通しが支援材料となった。 アナリストによると、18日の米小売売上高の発表待ちの状態で、この指標で米経済 が予想以上に安定していることが示される可能性があるという。 また17日には中国の国内総生産(GDP)や小売売上高などの発表も控えており、 「足元の米国債に勢いがない中で、中国から良好な数値が出てくるとの見方があり、米国 債に保険的な売りが出た可能性がある」(FTNファイナンシャルのジム・ボーゲル氏) とした。 また、このような中国経済指標への期待が米国の小売売上高に対する注目を高めてお り、「この日の動きは、米小売売上高が予想を上回ると想定したものだ」(ボーゲル氏) と述べた。 午後の取引で、米10年債利回りは2.590%に上昇。前日は2.5 53%だった。一時、2.596%と4週間ぶりの高水準を付けた。 米30年債利回りも2.991%と、前日の2.963%から上昇。一 時2.998%と、4週間ぶりの高水準を付けた。 米2年債利回りは2.41%と、前日の2.392%から上昇。一時2. 412%と4週間ぶりの高水準を付けた。 朝方発表された3月の米鉱工業生産指数は、製造業部門が前月から横ばいとなり、四 半期ベースでは年率で1.1%低下して2017年第3・四半期以来初めて落ち込んだ。 これを受け、米債利回りは一時低下する場面もあった。 <ドル・スワップ・スプレッド> Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 9.75 0.00 U.S. 3-year dollar swap spread 6.50 0.00 U.S. 5-year dollar swap spread 3.25 -0.25 U.S. 10-year dollar swap spread -1.50 -0.25 U.S. 30-year dollar swap spread -24.00 0.00 (い)
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