原油先物1%上昇、サウジが主要産油国の減産維持を示唆
[シドニー 20日 ロイター] - アジア時間の原油先物は一時約1%上昇。サウジアラビアのファリハ・エネルギー相が、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国の間で協調減産を継続することで意見が一致しているとの見方を示唆したことが支援材料となっている。
0009GMT(日本時間午前9時09分)時点で、北海ブレント先物は0.77ドル(1.1%)高の1バレル=72.98ドル。
米WTI原油先物は0.63ドル(1%)高の63.39ドル。
ファリハ氏は19日、OPECと非加盟産油国は原油在庫を徐々に減らすことで意見が一致していると指摘した。一方で、原油市場は不安定だとの見方を示し、市場のニーズには今後も対応すると述べた。
同氏は「今年下期も、在庫が段階的かつ緩やかながらも確実に正常な水準に向かって引き続き減少するよう、生産管理を維持することが望ましい」と語った。
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