ピカソ絵画などロックフェラー家美術品が慈善競売に、過去最高額か

ピカソ絵画などロックフェラー家美術品が慈善競売に、過去最高額か
 3月14日、米国の富豪、ロックフェラー家が所有するピカソ絵画などのオークションが5月に開催され、主催する競売大手クリスティーズでは、民間コレクションとしては過去最高価格を付ける可能性があると予想している。写真は13日撮影のピカソ絵画(2018年 ロイター/Gonzalo Fuentes)
[パリ 14日 ロイター] - 米国の富豪、ロックフェラー家が所有するピカソ絵画などのオークションが5月に開催され、主催する競売大手クリスティーズでは、民間コレクションとしては過去最高価格を付ける可能性があると予想している。
昨年3月に101歳で死去したロックフェラー家第3代当主で銀行家だったデービッド・ロックフェラー氏とペギー夫人のアートコレクション約1600点が、5月にチャリティー・オークションで売却される。このうち、ピカソやモネなどの10作品がパリのクリスティーズで事前に公開された。
クリスティーズの担当者は「おそらく5億ドル(約530億円)を上回るとみている。過去最高額のコレクション売却になると同時に、過去最高額のチャリティー・オークションになるだろう」と話す。
公開されたピカソ絵画は「Young Girl with a Flower Basket」。1905年に製作され、米国の著名美術収集家のガートルード・スタインがかつて所有していた。
オークションは5月にニューヨークのロックフェラー・センターで開催され、収益はハーバード大学やニューヨーク近代美術館などに寄付される。

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