米金融・債券市場=利回り低下、米中貿易摩擦再燃で 3年債入札は低調
(レートを更新しました) [ニューヨーク 7日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘 17時05分 102*26.50 2.8582% 柄) 前営業日終 101*26.00 2.9080% 値 10年債(指標銘 17時05分 101*17.00 2.4477% 柄) 前営業日終 101*02.50 2.5000% 値 5年債(指標銘柄 17時05分 99*31.50 2.2533% ) 前営業日終 99*25.50 2.2930% 値 2年債(指標銘柄 17時05分 99*30.00 2.2824% ) 前営業日終 99*28.38 2.3090% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物6月 148*24.00 147*26.00 限 Tノート先物6月 124*00.50 123*20.00 限 米金融・債券市場では国債利回りが低下し、長期ゾーンの利回りは5週間ぶり低水準 を付けた。米中貿易摩擦の再燃と世界の景気への影響を巡る懸念が高まる中、安全資産と しての債券への投資妙味が高まった。 国債価格が上昇する中、総額840億ドルの四半期定例入札の第1弾となる380億 ドルの3年債入札は、低調な需要となった。 対中関税に関するトランプ米大統領のコメントが引き続き相場に影を落としている。 トランプ大統領は5日、中国との通商協議が進捗が遅いことに不満を表明。2000億ド ル相当の中国製品に対する関税を10日から現在の10%から25%に引き上げ、追加関 税の対象になっていない3250億ドル相当の中国製品に「近く」25%の関税を発動す る考えを示した。 DAデイビッドソンの債券バイスプレジデント、メリーアン・ハーリー氏は「通商合 意を得られず、一連の関税が導入されれば、経済成長に影響を及ぼす」とし、「債券価格 の押し上げ材料となる」と述べた。 指標10年債利回りは一時5週間ぶりの水準となる2.444%に低下 。その後は、前日終盤比5ベーシスポイント(bp)低下の2.4495%。 30年債利回りは4.4bp低下し、2.8635%。一時、2.85 7%と、5週間ぶりの低水準を付けた。 貿易摩擦を巡る懸念を背景に高まっている安全資産としての債券需要は、週内に実施 される四半期定例入札の行方も左右する見通し。この日の3年債入札は、 最高落札利回りが2.248%と昨年1月以来の低水準だった。応札倍率も2.48倍で 今年1月以来の低水準となった。 8日には270億ドルの10年債、9日 には190億ドルの30年債入札が続く。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 9.75 -0.25 U.S. 3-year dollar swap spread 6.50 -0.25 U.S. 5-year dollar swap spread 3.50 -0.75 U.S. 10-year dollar swap spread -2.25 0.00 U.S. 30-year dollar swap spread -25.25 0.00 (い)
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