米消費者インフレ期待、6月は3カ月ぶりに上昇=NY連銀

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀が8日発表した6月の調査によると、米消費者のインフレ期待が3カ月ぶりに上向いた。米連邦準備理事会(FRB)に対する利下げ圧力が弱まる可能性がある。
調査によると、1年先のインフレ期待は0.2ポイント、3年先のインフレ期待は0.1%ポイント上昇し、ともに2.7%となった。5月は双方とも少なくとも2017年以来の低水準を付けていた。
このほか、消費者の間で将来的に失業するとの見通し、および債務返済が滞るとの見通しが低下した一方で、将来的に賃金が上昇との見通しが拡大した。
ただ向こう1年間で株価が上昇するとの見方を示した消費者の割合は39%と、16年10年以来の低水準となった。
調査は約1300人の世帯主を対象に実施された。

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