〔マーケットアイ〕株式:日経平均・日足は「小陰線」、200日移動平均線を下回る

    [東京 9日 ロイター] - 
    <15:45> 日経平均・日足は「小陰線」、200日移動平均線を下回る

    日経平均・日足は「小陰線」。ローソク足は上ヒゲ、下ヒゲがと長く実体が短い形状。投資家の気迷い
心理を表している。10日移動平均線(2万1537円14銭=9日)は下支えとして意識されるが、終値
は2営業日連続で200日移動平均線線(2万1601円25銭=同)を下回っており、2万1500円─
2万1800を中心にしたレンジから下放れする可能性も指摘されている。

    
    <15:05> 新興株市場は軟調、個別銘柄には物色も
    
    新興株市場で、日経ジャスダック平均は4日ぶり反落、東証マザーズ指数は続落となった。「長続きは
しないものの、個別の中小型株には物色されているものもある。為替変動に関係のない銘柄も多く、東証1
部の大型株に比べれば手掛けやすい」(国内証券)との声が出ていた。
    個別銘柄では、シェアリングテクノロジー        、JIG─SAW        が大幅安。Nuts<761
2.T>、ASIAN STAR        、エヌエフ回路設計ブロック        なども売られた。半面、アクセ
ルマーク        がストップ高比例配分。SAMURAI&J PARTNERS        が一時ストップ
高。大泉製作所        が年初来高を更新。倉元製作所        も買われた。

    
    
    <13:15> 日経平均は横ばい圏、FRB議長証言に関心 

    日経平均は横ばい圏。2万1500円台前半で推移している。上海株の下げ幅拡大や米株指数先物の下
落が嫌気され、後場一時マイナス転換した。TOPIXの下げ幅が小さく、午後に日銀のETF(上場投資
信託)買いが入らないとみた向きから仕掛け的な売りが出た可能性がある、との見方も聞かれた。
    市場の関心は10、11日に行われるパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言に集まって
いる。「雇用統計の強い内容から過度な利下げ期待は後退したが、7月利下げの後、年内にもう1度あるの
かどうか確認したい」(国内証券)との声が出ていた。
    
   
    <11:41> 前場の日経平均は反発、円安を好感 電子部品などの下落が重し
    
    前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比49円08銭高の2万1583円43銭となり、反発し
た。前日の米国株は下落したものの、1ドル108円後半まで進んだ円安に反応し、朝方から先物買いが先
行した。上げ幅は一時150円を超えたが、半導体関連株やアップル        関連の電子部品株が売られて
指数の重しになった。10日もETF(上場投信)の決算日が集中することから需給悪化も意識された。
    
    8日の米国市場でアップル        株が2%を超す下落となったことを嫌気し、TDK        、村田
製作所        、太陽誘電        などアップル関連の電子部品株が売られた。「iPhone(アイフォ
ーン)」の売上鈍化懸念で米ローゼンブラット証券がアップルの投資判断を引き下げたことが影響した。東
京エレクトロン        、信越化学工業        などの半導体関連も下落し指数を押し下げた。
   
    TOPIXは0.08%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は7696億円と薄商いだった。
東証33業種では、石油・石炭、水産・農林、証券などが値上がり率上位に並んだ。一方、海運、繊維、鉄
鋼などは軟調だった。市場では「目先はETF分配金支払いのための換金売りが懸念されているが、昨年1
2月以降に2度の大きな調整を入れて、売りはほぼ出尽くしている。2万1500円付近の下値は堅い」(
岡三オンライン証券チーフストラテジストの伊藤嘉洋氏)との声が出ていた。
    
    東証1部の騰落数は、値上がり890銘柄に対し、値下がりが1145銘柄、変わらずが109銘柄だ
った。
    
    
    <10:50> 日経平均は上げ幅縮小、電子部品などの下げが重し
    
    日経平均は上げ幅を縮小。2万1500円台後半で推移している。上海総合指数       は小幅安で始
まっている。市場では「アップル        関連の電子部品株や半導体関連株が売られて指数の重しになって
いる。円安ではあるが、外需株が総じて安い。決算シーズンを控えて警戒感もあるようだ」(国内証券)と
いう。
    
    
    <09:11> 寄り付きの日経平均は反発、円安連動で先物買いが先行
    
    寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比63円80銭高の2万1598円15銭となり、反
発した。前日の米国株は下落したものの、1ドル108円後半まで進んだ円安に反応し先物買いが先行した
。寄り後に上げ幅は100円を超えている。石油・石炭、証券、電気・ガスなどが高い。半面、海運、鉄鋼
、機械などは売り優勢となっている。半導体・電子部品などもさえない。
    
    
    <08:37> 寄り前の板状況、主力輸出株はほぼ売り買い拮抗
    
    市場関係者によると、寄り前の板状況は、主力輸出株でトヨタ自動車        、ホンダ        、キヤ
ノン        、パナソニック        がほぼ売り買い拮抗。ソニー        は売り優勢となっている。指数
寄与度の大きいファーストリテイリング        、ファナック        はほぼ売り買い拮抗している。
    メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ        、三井住友フィナンシャルグループ<8
316.T>、みずほフィナンシャルグループ        はいずれも売り買い拮抗している。
    
    東証第1部出来高上位50銘柄       
    東証第1部値上がり率上位50銘柄       
    東証第1部値下がり率上位50銘柄       
    日経225先物        
    SGX日経225先物        
    TOPIX先物        
    日経225オプション            
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