アジア株式市場サマリー:引け(8日)
(配信時間に応じて内容を更新します) [8日 ロイター] - 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード 中国 上海総合指数 2933.3634 - 77.6954 - 2.58 2997.8067 2997.8067 2918.7157 前営業日終値 3011.0588 中国 CSI300 3802.790 -90.413 -2.32 3875.755 3875.755 3775.026 指数 前営業日終値 3893.203 香港 ハンセン指数 28331.69 -443.14 -1.54 28513.14 28541.10 28194.07 前営業日終値 28774.83 香港 ハンセン中国 10725.20 -169.90 -1.56 10801.20 10807.16 10679.63 株指数 前営業日終値 10895.10 韓国 総合株価指数 2064.17 -46.42 -2.20 2091.91 2092.54 2063.78 前営業日終値 2110.59 台湾 加権指数 10751.22 -34.51 -0.32 10742.81 10781.11 10708.92 前営業日終値 10785.73 豪 S&P/AS 6672.20 -79.10 -1.17 6740.00 6751.30 6672.20 X指数 前営業日終値 6751.30 シンガポ ST指数 3334.23 -32.58 -0.97 3356.05 3356.05 3319.19 ール 前営業日終値 3366.81 マレーシ 総合株価指数 1677.64 -4.89 -0.29 1679.65 1679.66 1672.88 ア 前営業日終値 1682.53 インドネ 総合株価指数 6351.827 -21.650 -0.34 6360.214 6367.362 6324.72 シア 前営業日終値 6373.477 フィリピ 総合株価指数 8051.52 -66.42 -0.82 8108.25 8108.54 8051.52 ン 前営業日終値 8117.94 ベトナム VN指数 966.35 -8.99 -0.92 972.83 972.83 963.84 前営業日終値 975.34 タイ SET指数 1731.03 -0.20 -0.01 1727.10 1734.13 1722.53 前営業日終値 1731.23 インド SENSEX 38720.57 -792.82 -2.01 39476.38 39476.38 38605.48 指数 前営業日終値 39513.39 インド NSE指数 11558.60 -252.55 -2.14 11770.40 11771.90 11523.30 前営業日終値 11811.15 東南アジア株式市場の株価は下落。6月の米雇用統計が堅調な内容となったことで、米連邦準備制度理事会( FRB)による大幅な利下げに対する期待感が後退した。 米金融大手モルガン・スタンレーが株式への資産配分を減らすと決定したことも、投資家心理を悪化させた。同 社は調査リポートで「市場は2019年の企業業績に楽観的過ぎる見方をもっており、在庫や労働コスト、貿易を めぐる不確実性による圧力を過小評価している」と指摘した。 シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)は工業株や金融株が押し下げ、0.97%安の 3334.23。下落率は約2カ月ぶりの大きさとなった。複合企業ジャーディン・マセソン・ホールディングス< JARD.SI>は1.5%安、金融大手DBSグループ・ホールディングスは1%安。 マニラ市場の主要株価指数PSEiは0.82%安の8051.52。大型株のSMプライム・ホールデ ィングスは1.2%安、SMインベストメンツは2.3%安。 ジャカルタ市場の総合株価指数は消費関連株と金融株の下落に押され、0.34%安の6351.82 7。たばこメーカーのハンジャヤ・マンダラ・サンプルナは2.8%安、銀行大手バンク・セントラル・ アジアは1.5%安。 バンコク市場のSET指数は0.01%安の1731.03。タイ中央銀行のウィラタイ総裁が国内景 気に対して、自信を示したことで値を戻した。 クアラルンプール市場のKLCI総合指数は0.29%安の1677.64、ホーチミン市場のVN指数は0. 92%安の966.35。 中国株式市場は下落して終了した。上海総合指数は過去2カ月あまりで最大の下げを記録。米国の大幅利下げ 観測が後退したことに加え、上海証券取引所のハイテク企業向け市場「科創板」で今週、新規公開が相次ぐため、 ハイテク銘柄が圧迫された。 華泰証券のアナリストは「ファンダメンタルズの転換点がまだ到来していない」ため、相場は総じて横ばいで 推移すると予測。近く企業の中間決算が発表となるため「短期的には、決算が市場の最大の材料になり得る」と述 べた。 今週は少なくとも22社が新規株式公開(IPO)を予定しており、そのうち21社は科創板に上場する。上 海証券取引所は5日、科創板での第1弾となる企業の取引を22日に開始すると発表した。 コンピューター関連企業は3.96%安、IT関連企業は3.72%下げた。 香港株も下落。ハンセン指数は約4週間で最大の下げとなった。 ハンセン中国企業エネルギー指数は1.7%安、IT株は2.35%安、金融株は1.23%安、不 動産株は1.97%安。 ソウル株式市場の株価は反落した。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測の後退に加えて、米中貿易 摩擦が投資家心理を圧迫した。 総合株価指数(KOSPI)は5月31日以来の安値で引けた。 NH投資証券のアナリストは、大幅な米利下げ観測の後退は、他のアジア株と同様にKOSPIに影響を及ぼ したと指摘。中国株が大幅に下げたように、中国が通商問題を巡って好戦的な発言をしたことも、KOSPIを押 し下げたと分析した。 中国の王岐山国家副主席は8日、中国とその他の国々は共存する必要があると主張し、中国が解決を試みる貿 易戦争の相手国の米国を間接的にけん制した。さらに王氏は米国を名指しすることなく、「国家安全保障の名を借 りた保護主義」についても警告した。 一方、韓国の文在寅大統領は8日、日本政府に対して半導体材料への輸出規制の撤回を要求し、今回の規制は 2国間の民間貿易を政治的な目的で制限するための措置だと批判した。 外国人投資家は102億ウォン(約863万ドル)相当の買い越し。 シドニー株式市場の株価は反落した。予想よりも堅調な米雇用統計を受けて、米連邦準備理事会(FRB)に よる今月の利下げ観測が後退した。 S&P/ASX200指数の下落率は6月3日以来の大きさとなった。前週末5日は0.5%高だった。 オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)はリポートで「次回の米連邦公開市場委員会(FOMC) で、50ベーシスポイント(bp)の利下げを期待していた市場関係者にとって、6月の米雇用統計の内容は障害 となった」と指摘した。 金融政策の短期的な見通しに関するさらなる手掛かりを得るため、投資家はパウエルFRB議長が10、11 日に行う議会証言に注目する。 鉱業株は約3週間ぶりの安値を付けて下落を主導。BHPグループは6月18日以来の安値を 付けた。リオ・ティントは2週間ぶりの安値を付けた。 FRBが利下げを行う確率の低下は、産金株の重しとなり0.7%下落した。 四大銀行は0.8─1.2%安 。 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」