上海短期金融市場=人民元金利が低下、流動性不足の兆候見られず

[上海 9日 ロイター] - 今週(5─9日)の上海短期金融市場の人民元金利は低下した。中国人民銀行(中央銀行)は引き続きインターバンク市場への新たな資金供給を見送ったものの、月初めで流動性が逼迫(ひっぱく)する兆候はほとんどなかった。
投資家らは、11月上旬の流動性は引き続き潤沢だが、企業は来週月々の税金の支払いを開始するため、資金が市場から引き揚げられると指摘した。
7日物レポ金利(加重平均)は9日午後時点で2.5511%と、前週末2日引け時の2.6020%を約5ベーシスポイント(bp)下回る水準。
人民銀はリバースレポによる資金供給を今週見送った。一方で、期間1年の中期貸出制度(MLF)を通じて金融機関に4035億元を貸し出した。
翌日物レポ金利は2.0309%、14日物は2.3489%。

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