ベトナムリゾート地の裸像、政府指導で下半身を覆って人気に

ベトナムリゾート地の裸像、政府指導で下半身を覆って人気に
 4月6日、ベトナム北部のリゾート地ハイフォンにある、動物の頭を持つ裸像が話題になっている。「不適切」だとして政府から指導を受けたものの、ビキニや水着で下半身の一部を覆ったところ、かえって人気になっているようだ。4月5日撮影(2018年 ロイター/Nguyen Huy Kham)
[ハノイ 6日 ロイター] - ベトナム北部のリゾート地ハイフォンにある、動物の頭を持つ裸像が話題になっている。「不適切」だとして政府から指導を受けたものの、ビキニや水着で下半身の一部を覆ったところ、かえって人気になっているようだ。
ベトナムでは改革開放が進んでいるものの、共産党支配のもと、性やヌードに関してはまだ保守的。
像を所有する現地観光会社は「芸術作品なのだから、覆ったりはしたくなかったが、政府の指導を受け入れたということを示したかった」とし、「人々が不快だと感じるような部分のみ隠した」と説明した。覆うのに使った水着などは、後にプラスチックの葉や果物と取り換えたという。
観光会社によると、像を建てたのは5年前だが、批判は出ておらず「写真を撮ったり、笑ったり、恥ずかしそうにする人はいたが、激しい反発はなかった」もよう。
もともと「18禁」の像として作られたものであり、移設する予定はないという。

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