今日の株式見通し=弱含み、連日上昇の反動で利益確定売り

[東京 20日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、弱含みとなりそうだ。欧州株市場が総じて軟調だったことに加え、日本株は連日上昇した後で利益確定売りが出やすい。市場参加者が少ない中、先物主導で上下に振れる可能性もあるが、下値を売り込む材料は乏しく、節目の2万2000円付近では底堅さを示すと予想される。
日経平均の予想レンジは2万1900円─2万2300円。
前日の米国株市場はプレジデンツデーの祝日で休場。欧州株は不安定な取引のなか消費関連株などが売られ、小幅に下落した。為替は1ドル106円台で落ち着いた推移となっている。大阪取引所の夜間終値は2万1950円だった。手がかり材料が少なく、寄り付きは大証の先物夜間終値を意識して安く始まるとみられる。
日経平均は前日が400円超の上昇。直近3営業日では1000円近い上昇となり、利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすい。だが、市場では「朝方に売りが先行しても外部環境に大きな変化がない中で下値も売り込みにくい。日経平均2万2000円台を固めつつ、個別銘柄を物色する展開になりそうだ」(東洋証券ストラテジストの大塚竜太氏)との声が出ている。海外投資家の売買は低調が予想されることから、日中は為替変動に伴って値が振れることも考えられる。
主なスケジュールは、1月コンビニ売上高が発表される。海外では2月独ZEW景気期待指数が発表される。
前営業日終値 昨年来高値 昨年来安値
日経平均<.N225>      22149.21 24129.34 18224.68
+428.96 2018年1月23日 2017年4月17日
シカゴ日経平均先物3月限 休場
*内容を追加しました。

河口浩一

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