クリントン氏が音楽賞にサプライズ登場、トランプ氏暴露本を朗読

クリントン氏が音楽賞にサプライズ登場、トランプ政権暴露本を朗読
 1月28日、米グラミー賞の授賞式で、2016年米大統領選で民主党候補だったヒラリー・クリントン氏(写真)がビデオで登場し、トランプ政権の暴露本を読み上げ、大きなサプライズとなった。2017年12月撮影(2018年 ロイター/Mario Anzuoni)
[ロサンゼルス 28日 ロイター] - 28日に開催された米音楽界で最高の栄誉とされるグラミー賞の授賞式で、2016年米大統領選で民主党候補だったヒラリー・クリントン氏がビデオで登場し、トランプ政権の暴露本を読み上げ、大きなサプライズとなった。
このビデオは事前に収録されたもので、オーディオブックなどを対象とした「スポークン・ワード」賞の獲得を目指すという設定のパロディー。クリントン氏のほか、ジョン・レジェンド、シェール、スヌープ・ドッグらが、コラムニストのマイケル・ウォルフ氏が執筆した「炎と怒り」を朗読するシーンが撮影されている。
これを受け、トランプ米大統領の親族や政権幹部らは批判を展開。大統領の長男、トランプ・ジュニア氏は「グラミー賞で『偽ニュース』本を朗読することは、大統領選で敗北したことに対する残念賞のようなものだ」とツイート。
ソーシャルメディアで音楽に関する投稿を行うことで知られるヘイリー米国連大使は、クリントン氏の出演が「グラミー賞を台無しにした」と書き込んだ。
*写真を加えました。

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