米金融・債券市場=利回りほぼ横ばい、17日のFOMC議事要旨に注目
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘柄 15時44分 93*27.00 3.3269% ) 前営業日終値 93*19.00 3.3410% 10年債(指標銘柄) 15時40分 97*20.50 3.1558% 前営業日終値 97*18.50 3.1630% 5年債(指標銘柄) 15時39分 99*11.00 3.0184% 前営業日終値 99*11.00 3.0180% 2年債(指標銘柄) 15時10分 99*25.00 2.8655% 前営業日終値 99*25.25 2.8610% 清算値 前日終値 コード Tボンド先物12月限 138*16.00 138*09.00 Tノート先物12月限 118*07.00 118*05.00 米金融・債券市場は利回りがほぼ横ばい。前週はインフレや世界的な株安への懸念で 乱高下したが、狭い取引レンジで推移した。 ストーン・アンド・マッカーシー・リサーチ・アソシエーツの市場ストラテジスト、 ジョン・カナバン氏は「株式・債券市場でのボラティリティー上昇後、トレーダーは新た なレンジを模索しており、やや落ち着きが見られる」と述べた。 JPモルガン・セキュリティーズがこの日公表した調査によると、投資家は米長期債 への弱気姿勢を後退させており、売り圧力が弱まることが示唆されている。 午後の取引で、米10年債利回りは小幅低下の3.160%。1週間前 には3.261%の水準だった。 米30債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)下げて3.336% 。先週は4年ぶり高水準の3.446%を付けた。 米2年債利回りは小幅に上昇し、2.870%で推移した。 英国の欧州連合(EU)離脱交渉、イタリア予算案、サウジアラビアの記者殺害疑惑 が注目される中、投資家はポジションを維持しているという。 この日の経済指標は、第3・四半期の米経済が堅調なペースで拡大することが示され た。 労働省が発表した求人労働移動調査(JOLTS)によると、8月の求人件数(季節 調整済み)は713万6000件で、2000年の統計開始以来の最高水準を更新した。 また、米連邦準備理事会(FRB)が発表した9月の鉱工業生産指数は0.3%上昇 し、4カ月連続でプラスとなった。 市場では、今後の利上げを巡るFRBのスタンスについて手掛かりを得ようと、17 日午後に発表される9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に注目している。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 19.00 -0.75 U.S. 3-year dollar swap spread 17.00 -0.50 U.S. 5-year dollar swap spread 13.00 0.25 U.S. 10-year dollar swap spread 5.75 0.75 U.S. 30-year dollar swap spread -9.00 1.00 (い)
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