米国株式市場は5日続伸、アップルなどハイテク株が大幅高

米国株式市場は5日続伸、アップルなどハイテク株が大幅高
 2月15日、米国株式市場は5営業日続伸して終了。米アップル<AAPL.O>などハイテク株が買われ、主要株価指数を押し上げた。9日撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)
[15日 ロイター] - 米国株式市場は5営業日続伸して終了。米アップルなどハイテク株が買われ、主要株価指数を押し上げた。
今月初めの株価急落を招いたインフレ懸念は、投資家の間で重視されなくなっている。
15日発表された1月の米卸売物価指数(PPI)は前月から伸びが加速し、インフレ圧力の高まりが示された。しかし、前日の消費者物価指数(CPI)の発表と同様、市場は大きく反応していない。
投資家が代わりに注目するのは、最近の好調な企業決算と、新たな減税の効果で業績が一段と拡大するとの見通しだ。
トムソン・ロイター・エスティメーツによると、企業の業績見通し引き上げが相次いだことを受け、アナリストはS&P総合500種指数採用企業の2018年の1株利益が18.9%増えると予想している。
ハイテク株は引き続き堅調。
アップルは3.36%高。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイは当局への届け出で、アップル株の大幅な買い増しを公表。アップルは同社の普通株投資では最大の投資先となった。
米ネットワーク機器大手シスコシステムズは4.73%高。第2・四半期(1月27日まで)決算は、売上高が約2年ぶりに増加。ソフトウエア事業に軸足をシフトさせる戦略がようやく結果につながった。第3・四半期についても明るい見通しを示した。
S&Pの主要11セクターではエネルギー<.SPNY>が唯一下落。原油先物が一時下げたことが重しとなった。
ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.27対1の比率で上回った。ナスダックでも2.25対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は71億2000万株。直近20営業日の平均は84億6000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 25200.37 +306.88 +1.23 25047.82 25203.95 24809.42 <.DJI>
前営業日終値 24893.49
ナスダック総合 7256.43 +112.82 +1.58 7200.75 7256.93 7130.39 <.IXIC>
前営業日終値 7143.62
S&P総合500種 2731.20 +32.57 +1.21 2713.46 2731.51 2689.82 <.SPX>
前営業日終値 2698.63
ダウ輸送株20種 10556.35 +74.19 +0.71 <.DJT>
ダウ公共株15種 675.72 +13.47 +2.03 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1322.95 +15.90 +1.22 <.SOX>
VIX指数 19.13 -0.13 -0.67 <.VIX>
S&P一般消費財 837.65 +7.47 +0.90 <.SPLRCD>
S&P素材 380.08 +2.58 +0.68 <.SPLRCM>
S&P工業 649.10 +9.26 +1.45 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 569.33 +8.89 +1.59 <.SPLRCS>
S&P金融 481.14 +2.96 +0.62 <.SPSY>
S&P不動産 188.21 +1.72 +0.92 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 501.76 -2.13 -0.42 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 980.37 +11.21 +1.16 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 158.25 +2.14 +1.37 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1169.66 +21.81 +1.90 <.SPLRCT>
S&P公益事業 251.27 +5.22 +2.12 <.SPLRCU>
NYSE出来高 8.25億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 21500 + 50 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物3月限 円建て 21475 + 25 大阪比 <0#NIY:>
*内容を追加しました。

ロイターデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab