米石油・ガス掘削リグ稼働数、4週連続で過去最低=ベーカー・ヒューズ

[29日 ロイター] - エネルギーサービス会社ベーカー・ヒューズが発表した5月29日までの週の米国内石油・天然ガス掘削リグ稼働数は、前週比17基減の301基となり、新型コロナウイルス流行による需要急減と価格急落を背景に1940年の統計開始以来の最低水準を4週連続で更新した。
リグ稼働数は前年比で69%減少。
月間では164基減少。減少は3カ月連続となった。 アナリストは、エネルギー各社によるリグ稼働停止が年内は続き、2021年、21年も稼働数は低迷すると予想。
WTRGエコノミクスのジェームズ・ウィリアムズ氏は「原油価格は最近緩やかに持ち直しているが、リグ稼働数は300基を割り込むだろう。掘削活動の低下は明らかに生産の減少につながる」と指摘。「天然ガスの掘削活動のほうが石油より先に回復し始める」との見方を示した。
29日時点で米WTI原油先物は月間で約78%上昇しているが、年初来ではなお45%下落している。

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