ソニー株売り先行、経営方針への評価厳しい

ソニー株売り先行、経営方針への評価厳しい
4月13日、東京株式市場でソニー株は売り先行。写真は11日撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 13日 ロイター] 東京株式市場でソニー<6758.T>株は売り先行。12日、2014年度に売上高8兆5000億円、営業利益率5%以上を目指すなどとした経営方針を発表したが、市場の評価は厳しい。
「固定費や人員の削減で利益が回復したとしても、市場の評価は限定的になりそうだ。ソニーの根本的な問題は競争力の低下にある」(SBI証券の投資調査部長の鈴木英之氏)という。
経営方針では、課題のエレクトロニクス事業は売上高6兆円、営業利益率5%を目標に掲げた。また12年度にグループ全体で従業員1万人を削減。構造改革費用約750億円を計上する。画像センサーなどのデジタルイメージング、ゲーム、携帯端末の3分野をエレクトロニクス事業の重点領域と位置づけ、投資と技術開発を集中。エレクトロニクス事業全体の売上高の約70%、営業利益約85%の創出を目指すとしている。

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