原油先物乱高下、中国のゼロコロナ政策巡り相反する報道

原油先物乱高下、中国のゼロコロナ政策巡り相反する報道
米国時間の原油先物は下落した。世界最大の原油輸入国である中国の「ゼロコロナ政策」緩和の可能性を巡り相反する報道がなされた。3月29日撮影(2022年 ロイター/Benoit Tessier)
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米国時間の原油先物は下落した。世界最大の原油輸入国である中国の「ゼロコロナ政策」緩和の可能性を巡り相反する報道がなされた。
清算値は、北海ブレント先物が0.65ドル安の1バレル=97.92ドル。一時、8月31日以来の高値となる99.56ドルまで上昇する場面があった。
米WTI先物は0.82ドル安の91.79ドル。一時は0.74ドル上昇し、8月30日以来の高値となる93.74ドルを付けた。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこの日、中国指導部が「ゼロコロナ」政策の解除に向けた措置を検討していると報じた。
原油先物の上昇はこれを好感した。
一方、中国保健当局は5日の記者会見で、厳格に感染を抑止する「ダイナミックゼロコロナ」政策を堅持すると改めて表明している。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab