事業展開で中国敬遠「考えられない」=メルセデスCEO

事業展開で中国敬遠「考えられない」=メルセデスCEO
メルセデス・ベンツのオラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO)は7日、中国事業について発言し、中国を切り捨てることは「全く考えることもできない」と述べた。写真は、米アラバマ州にある同社EV用のバッテリー工場でスピーチする同CEO。2022年3月15日に撮影。(2022年 ロイター/Elijah Nouvelage)
[フランクフルト 7日 ロイター] - ドイツ自動車大手メルセデス・ベンツのオラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO)は7日、ベルリンのビジネススクールのイベントで中国事業について発言し、中国を切り捨てることは「全く考えることもできない」と述べた。
ケレニウス氏はグローバル化の恩恵を確信していると表明。「中国で何か起きるかもしれないという理由で中国から離れるのは間違った方向になる」と語った。
数日前にはドイツのショルツ首相が財界首脳の代表団を率いて訪中。ドイツ企業に対し、両国関係が悪化する事態も想定し事業を多様化することも必要だと呼びかけていた。
ケレニウス氏は、中国共産党総書記3期目に入った習近平国家主席をショルツ氏が西側首脳として初めて訪問したのは、まさに正しいことだとも強調した。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab