韓国大統領、ソウル雑踏事故で謝罪 責任追及や警察改革表明

韓国大統領、ソウル雑踏事故で謝罪 責任追及や警察改革表明
韓国の尹錫悦大統領は7日、156人が死亡したソウルの繁華街、梨泰院の雑踏事故について謝罪し、対応不備が判明した関係者の責任を問うとともに警察や安全管理体制の改革に取り組むと表明した。写真は11月1日、ソウルで撮影(2022年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 7日 ロイター] - 韓国の尹錫悦大統領は7日、156人が死亡したソウルの繁華街、梨泰院の雑踏事故について謝罪し、対応不備が判明した関係者の責任を問うとともに警察や安全管理体制の改革に取り組むと表明した。
安全規則の見直しに関する会議で述べた。
事故を巡っては、事前に最大10万人が集まると推定していたにもかかわらず派遣した警官は137人にとどまるなど、警察の対応に批判が集まっている。
また、事故発生の数時間前から雑踏の危険性などを訴える緊急通報が市民から入っていたことも複数の通報記録で明らかになっている。
尹大統領は会議で、国の安全管理体制を見直し、事故の徹底調査を行った上で対応不備の責任を問うと約束。「人々の安全を守るためには、危険に対する備えと事故防止に不可欠な警察業務に大規模な改革が特に必要だ」と述べた。

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