鴻海の中国工場、11月後半までのフル稼働目指す 採用も活発化

鴻海の中国鄭州工場、11月後半までのフル稼働再開目指す=関係筋
 11月7日 米アップルのサプライヤーである台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業は、中国河南省の鄭州にあるiPhone工場のフル稼働を11月後半までに再開することを目指している。写真は鴻海のロゴ。10月31日、台北で撮影(2022年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)
[台北 7日 ロイター] - 米アップルのサプライヤーである台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業は、中国河南省の鄭州にあるiPhone工場について11月後半までにフル稼働に戻すことを目指している。
関係筋が7日、ロイターに明らかにした。
採用にも動いているもようだ。10月10日から11月5日の間に工場をやめた従業員に対し、復帰すれば500元(69ドル)の一時金を支給すると提案。求人広告では時給30元の条件を提示している。時給30元は、一部の従業員が明らかにした基本時給17─23元を上回るという。
iPhone工場がある中国河南省の工業団地「鄭州航空港経済総合実験区」は2日、新型コロナウイルス流行を受け9日までロックダウン(都市封鎖)を導入すると発表。鴻海は7日、「慎重ながら楽観的」に見ていた第4・四半期について、鄭州工場の状況を考慮して見通しを「下方修正」すると明らかにしていた。

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