EU5カ国、ガソリン車の販売禁止5年延長要請 40年までに

EU5カ国、ガソリン車の販売禁止5年延長要請 40年までに
 6月24日、イタリアやポルトガル、スロバキア、ブルガリア、ルーマニアの5カ国が、欧州連合(EU)によるガソリン車やディーゼル車の新車販売を事実上禁止する時期を2035年から5年延長するよう求めている。写真は英ウェールズ・ペンブルックシャーのガソリンスタンドに並ぶ車。2021年9月撮影(2022年 ロイター/Rebecca Naden)
[ブリュッセル 24日 ロイター] - イタリアやポルトガル、スロバキア、ブルガリア、ルーマニアの5カ国が、欧州連合(EU)によるガソリン車やディーゼル車の新車販売を事実上禁止する時期を2035年から5年延長するよう求めている。加盟国内で回覧された文書をロイターが入手した。
欧州委員会は昨年、新車の二酸化炭素(CO2)排出量を35年時点で100%削減する案を示した。これに対し5カ国は、削減を35年時点で90%、40年時点で100%とするよう要請。小型商用車は35年に80%、40年時点で100%とするよう求めている。
文書には「(販売禁止までには)適切に調整された移行期間を設ける必要がある」と記されている。 販売禁止案は、自動車の温暖化ガス排出を削減し、電気自動車(EV)への移行を促進するEUの計画で重要な柱になる。
加盟国の閣僚は来週の会合で立場を決め、その後に最終的な法律内容を欧州議会と協議する。

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