ブラジルのコロナ死者が50万人突破、さらなる悪化も

ブラジルのコロナ死者が50万人突破、さらなる悪化も
 6月19日 ブラジルの新型コロナウイルス感染症による死者が19日に50万人を突破した。写真はコロナで亡くなった人たちの墓。5月20日、マナウスで撮影(2021年 ロイター/Bruno Kelly)
[サンパウロ 19日 ロイター] - ブラジルの新型コロナウイルス感染症による死者が19日に50万人を突破した。死者数は米国に次ぐ世界2位で、専門家はさらなる悪化を警戒している。
ブラジルでコロナワクチンの接種が完了したのは人口の11%。南半球の冬到来と変異株の流行を受け、ワクチン接種で新規感染の勢いが衰えても死者数の増加は続くと予想されている。
保健省の19日の発表によると、累計の死者数は50万0800人、感染者数は1788万3750人。過去1週間の死者数は1日平均で2000人。
国家衛生監督庁(ANVISA)の元長官、ゴンザロ・ベシーナ氏は、ワクチン接種の効果が確認されるまで死者は70万人、80万人に達すると警告。インド株の流行に警戒感を示した。

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