ツイッター、4-6月期の月間利用者頭打ち 株価急落

ツイッター、4-6月期の月間利用者頭打ち 株価急落
 7月27日、米短文投稿サイトのツイッターが発表した第2・四半期決算(6月30日まで)は、月間アクティブユーザー数(MAU)が期待はずれとなり、株価は午前の取引で14%超と大幅に下落した。写真はツイッターのロゴ。NY証券取引所で昨年9月撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)
[27日 ロイター] - 米短文投稿サイトのツイッターが発表した第2・四半期決算(6月30日まで)は、月間アクティブユーザー数(MAU)が期待はずれとなり、株価は午前の取引で14%超と大幅に下落した。
MAUは3億2800万人と、前四半期から横ばいにとどまった。ファクトセットがまとめたアナリスト予想は3億2880万人。前四半期は伸びが予想を900万人上回っていた。4-6月期の米国のMAUは6800万人と、前四半期の7000万人から減少した。
ツイッターはトランプ米大統領が頻繁に利用している。あるアナリストは「大統領が毎日ツイートしていてもMAUが伸びないのなら、今後も伸びは期待できないということだ」と述べた。
広告収入は8%減の4億8900万ドル。ただし予想の4億5810万ドルは上回った。
純損益は1億1650万ドル(1株当たり0.16ドル)の赤字で、前年同期の1億0720万ドル(同0.15ドル)から赤字が拡大。投資評価損に係る減損処理が響いた。諸項目を除く1株損益は0.08ドルの黒字だった。
売上高は約4.7%減の5億7390万ドル。2013年の新規株式公開(IPO)以降で2度目の減収となった。
また同社は、投資家向けの書簡で2017年下期も売上高の伸びが改善するとは見込んでいないと明らかにした。ただ、急拡大している分野としてデータライセンシングに言及し、売上高回復の鍵を握るとの考えを示した。

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