NFL=元選手の99%に脳疾患徴候との研究報告

NFL=元選手の99%に脳疾患徴候との研究報告
 7月25日、米ボストン大学の研究チームの論文によると、サンプル提供されたNFL元選手の脳の99パーセントに脳疾患の徴候が見られた。写真は2015年12月、ニューヨークで撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)
[ボストン 25日 ロイター] - 米ボストン大学の研究チームが25日に米国医師会雑誌(JAMA)で発表した論文によると、提供された米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)元選手の脳の99パーセントに脳疾患の徴候が見られた。
研究対象となったのは、様々なカテゴリーでフットボール競技を行っていた202人の死後の脳。NFL元選手の検体は111人分あったが、そのうち110の脳に慢性外傷性脳症(CTE)の徴候が確認された。殿堂入りしたジュニア・セアウ氏、プロボウルに選出されたデーブ・デュアソン氏の自殺した2人も含まれている。
論文の主筆は「データはフットボールと疾患のリスクに強い関連性があることを示している」と述べた。CTEではうつ病、認知症、記憶障害などの症状が見られる。

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