米スプリント、CATV大手チャーターに合併提案=関係筋

米スプリント、CATV大手チャーターに合併提案=関係筋
 7月28日、関係筋によると、ソフトバンクグループ傘下の米携帯電話大手スプリントが、米ケーブルテレビ大手チャーター・コミュニケーションズに合併を提案した。写真はスプリントのロゴ、2015年8月ロサンゼルスで撮影(2017年 ロイター/Mike Blake)
[28日 ロイター] - 関係筋によると、ソフトバンクグループ<9984.T>傘下の米携帯電話大手スプリントが、米ケーブルテレビ(CATV)大手チャーター・コミュニケーションズに合併を提案した。
スプリントは米携帯電話大手TモバイルUSとの合併以外の選択肢を模索している。
関係筋によると、ソフトバンクは、同社の傘下に入る新会社の設立を含めた提案をチャーターに行ったもよう。チャーターがスプリントとの合併に関心を示すかどうかの保証はないという。
合併交渉については、米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が28日に第一報を伝えた。
ブルームバーグは28日、チャーターがスプリントの提案を拒否したと伝えている。
チャーターの時価総額は946億ドルで、スプリントを大幅に上回る。
チャーターと米CATV最大手コムキャストは5月、ワイヤレス事業で互いに同意なく買収や投資などの重大な取引を向こう1年行わないことを取り決めたと発表している。そのため、チャーターがスプリントとの合併に合意する場合、コムキャストから同意を得る必要がある。
スプリントとコムキャストはコメントを拒否。チャーター、ソフトバンク、Tモバイルはコメントの求めに応じていない。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab